12月15日 過呼吸洗濯機
12月13日の分の困ってたときメモ(2)
朝からパニックになりかけて、一日中厳戒ピリピリモードだった日の夜の話。
そんなわけで、また過呼吸を起こしてしまった。
なってる最中で、ちゃんと頭ではわかってるのです。
「あーこんなに早く息を吸っちゃだめだ!過呼吸になっちゃうよ!怖いときこそ深呼吸!怖いときこそ!深呼吸!」って。
自分で自分に言い聞かせる。でも、勝手に息を吸っちゃうし、どんどん苦しくなってくる。吸うから苦しくなるのなんてわかってるけど、どうしようもないのです。
だって、ずっと耳元で聞こえるのです。ほんとうは階上で鳴っている音だと頭でわかっていても、そうは聞こえないんだもの。
「何も見えないけど、ドゴドゴドゴドゴ自分のすぐ隣で聞こえる。何かが起こってる」
体がそう判断して、どうしようどうしようってなってしまう。
途中から、もしかしたらもう鳴っていないのに頭の中で反響して聞こえている音なのか、それとも現実でまだ鳴り続けているのか、わからなくなってきます。
何も入れたくない、何も入ってこないで!ってぎゅうううううっと体を固くして締め出そうとしても、やっぱりどんどん入ってくる。濁流に飲まれるように、その場の感覚がなくなってくるのです。
そういうとき、落ち着かせようと声をかけてもらえると、とってもありがたい。
「かっぱちゃん、かっぱちゃん、だいじょうぶだよ」
と洗濯機でもまれているような頭のなかに、知ってる人の声が入ってくる安心感というか。
言葉の意味までは、その場で理解している余裕がないのです。前回の記事で言うと、もうこの段階。
もろもろ治まった後になって、「あ、さっきこうやって言ってくれてたのか」とふいに思い出したりします。
でも、意味自体がその場でわからなくても、すごく助かるんです。
聞こえている声を命綱みたいにたどって、自分が今いるところを思い出すことができます。「ねぇくるしい、たすけて、なんとかして」って思いながら縋ってる。
そうやってその場で聞こえているものに縋ることで、自分はよくわかんないごちゃごちゃの流れの中じゃなくて、安心安全な自分の布団の上にいるんだって思い出せるのです。
なにか返事をしたいけど、だいたいは息をするのにもう精一杯だし、あと何も言葉が浮かんでこない。だけど、ちゃんと聞こえてます。ほんとうにありがたいのです。
で、ここからいつものパターンです。
苦しがっているうちに疲れて眠たくなって、ことんと寝てしまう。
起きたら、治ってる。
直後に言われたことはよく入ってこなかったりするけど、それは朝寝起きで頭がぼうっとしているかんじなのだと思います。
原因
きっかけは、突然の大きな音。
普通にびっくりした。とくに過敏になっている状況でありながら油断していたので、もう寝てるとこ背中から刺されたようなかんじでしょうか。
あと、耳元で(実際にはそうでなくても)苦手な重低音がずっと鳴ってすごく不安になった。感じ方については前述のとおりです。
朝の「じわじわパニック」とはまた違って、「瞬時にパニック!」というかんじです。
私のパニックの起こり方にも2種類あるのだなという新発見。