5月24日 聴覚過敏と怒鳴り声
父上はきっと、ちょっと離れたところから、大きめの声で指摘しただけだったのかもしれない。いらだっていつもより声のトーンが上がっていただけだったのかもしれない。
私以外は、「怒鳴られている」なんて、感じていなかったのかもしれない。
そう考えると、いろんなことに納得がいきます。
どうして、妹や母は父が怒っていてもびくびくせず平然としているのか。
どうして、「かっぱちゃんはすぐ『先輩に怒られた』とか『父上に怒鳴られた』と言うけど…」と言われるのか。
もしかして、感じ方の違いからくる誤解だったのかもしれません。
気づけて、よかったと思います。
だからどうするっていうわけでもないけれど、「もしかしたらこの人は私に声を荒げているつもりはないのかもしれない」とわかっているだけで、ずっと気もちは楽です。
一方で、矛盾ではないけれど、ちょっと相反するような私の特徴に、「私の声はすごく大きくてうるさいらしいのに、自分ではそれを感じないことが多い」ということがあります。
自分じゃ、わかんない。
「周りの音や声には『うるさい』って敏感なのに、自分の声は平気なの?」って、素直に質問されたり、皮肉交じりに聞かれたりするときは、
「ねー、うるさいよね、自分でもそう思うわ、ごめんねー」って答えるけど。ごめんなさい。ほんとは、そう思ってない、わかってないです。わかんないんです。
その謎はまだとけていません。
なんで、ほかの人の声や音には敏感なのに、自分の声には鈍感なのか。
いつか調べたい。