かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

日記:勤務2日目

新生活が始まって、思ったこと。

 

やっぱり、待つのが苦手。
主任との学級作業でも、職員会議でも、そのたもろもろ。

 

それから、相変わらず、ついつい出しゃばってしまう。

毎回後悔するんだけど、なかなか直らない。

 

私こんなことができます、それもできます、あれもやります。
こんな経験があります、こんな資格ももってます。
私は、「使える人」です。

 

自分の有能性をアピールしたいんだろうか。ちゃんとした自己紹介の機会がなかったことも関係してるのかわからないけど。

舐められたくない。下に見られて軽んじられたくない。

自分の中にまだきっと、「使える人」じゃない人を見下している部分がある。だから、私はデキる人だぞすごいんだぞって、声高に主張したくなってしまう。

 

そんなにせっせとアピールしなくたって、先生方はちゃんと目を見て私の話を聞いてくれるし、見守ってくれる。

むしろ、つぎの仕事つぎの仕事とせかせかしてしまって、私の方が先輩方の目をちゃんと見られていない気がする。

 

ゆっくりでいいよ。あせらなくていいよ。

指導教員はそう言うけど。

どうにもこうにも、周りの先生方は忙しそうに動いて見えるし、口癖のように「時間がない」と言う。私はまだ要領よくできないんだから、なおさらゆっくりしてる暇なんてないはずだ。経験もないからそのぶん準備量でカバーしなきゃだし。

 

来週から、子どもたちが来る。私は担任の先生として、彼らの前に立つ。保護者の前に立つ。

いいのかな、こんなスタートで。

 

 


まいっかいっか、だいじょうぶ。

 

できたことを思い返そう。

 

自転車でケガしないで学校まで行けた。

遅刻しなかった。

必要な書類を忘れなかった。

主任にも校長先生にもちゃんと挨拶できた。

大量のプリントもぜんぶ分類できた。

 

こうして、「先生」としての初日を迎えられた。2日目も終えられた。

ごはんも食べたし、寝たし、

生きてる。

 

とりあえず、それでハナマルだよって。

目の前の誰かが褒めてくれなくても、私はちゃんとわかってるはずだ。

えらいです、かっぱちゃん。

来週もほどほどに、がんばろう。