かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

面談週間の深夜

保護者面談週間。

「お子さんの次の課題はー、」なんて話すとき、いつも胸が冷や冷やする。

 

目の前に座る保護者の方々は、私より何年何十年も人生いきてるし。

子どものことだって、4月に「はじめまして」な私と違ってオムツ替えるとこから育ててるわけだし。

ぺーぺーな新任教師が何を?ってかんじだよなあ。

 

ありがたいことに、今のところ、私に見下した態度をとるような方はいないけど。

でも軽く見られていても当然だなと思うのです。

 

 

……なんて思うと、私は萎縮して、何も話せなくなってしまうので。

採用1年目で保護者に「先生」と呼ばれるだけのことを、私はやってきたはずなのです。

 

私は、23年しかない私の人生の中の5年間を、教育を学ぶことに費やした。

そう言って恥ずかしくない程度には、心血を注いで勉強した。うち一年は海外にまで行って吸収してきた。今だって、休日には文献を漁り、本を読んで、知見を広げようと努力している。

 

私はそのことを、もっと誇りに思おうと思うのです。

驕るわけじゃなくても、事実は事実。自信にしていいはず。

 

謙虚さを保つこと、柔らかい伝え方をすること、堂々と話すこと、正確な情報を伝えることはきっとどれも別物です。

 

 

怖くない、怖くない。

私はちゃんと、やってきた。