かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

10月26日 イヤーマフと、ディズニーってほんとすごいなという話

先日、ディズニーシーに行ってきました。

 

小学校の頃から、ディズニーリゾートへ行くことが大好きでした。

毎回、日が暮れる頃にはぐったり疲れて、だいたい風邪を引いたりして、「もう当分は来なくていいや」って思うんですけどね。半年もすればそんなこと忘れて、また行きたくなります。

 

さて、ディズニーに限らず、遊園地のアトラクションは大音量のものばかりです。

それも、迫力ある重低音。ズゴゴゴと地面から体に響いてくるような、私が最も苦手なタイプです。

 

昔は手で耳を塞いだりして我慢していましたが、イヤーマフと出会ってからは毎回つけていって、だいぶ助けてもらっています。

 

それで、今回ふと気づいたことについて。

 

ふつう、ジェットコースター系のアトラクションに乗る前、カチューシャやイヤリングって外すように言われますよね。風とかで飛んじゃうといけないから。

 

ヘッドホンも例外ではないはずなんですが、そういえばイヤーマフを着けていても、一度も外すように求められたことがないなと思って。

 

私は、ショップで奮発して、フード付きのパーカーを買いました。前々から好きだったキャラクターのもっふもふのパーカー。

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 前回はパーカーのフードで隠していたけど、今回はとくに隠さなかったのに。

 

それどころか、いくつかのアトラクションでは、乗り場前に並んでいるとキャストさんがさりげなく近づいてきて、

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こんなふうに、親切に説明してくれるんです。とくに音がうるさくなるポイントについてもこっそり教えてくれたりとか。

 

 

とってもびっくり。とっても感動。ほんとうに助かりました。

ディズニーが車椅子の方などに優しい工夫をたくさんしているのは知っていましたが……まさか、イヤーマフなんていう知名度がまだまだ低いツールについても、そんなアルバイトの方隅々にまで周知が行き届いているなんて。

 

 

 

ちなみに、ここ半年ほどは「教員採用試験の結果に影響するといけないよ」と親に言われてブログを書いていなかったのですが。

そのとある自治体の教員採用試験では、当日、イヤーマフの持ち込みが認められなくて困ったんですよね。

ステッカーは貼ってあったし、アナウンスのマイクの音が大きすぎて辛いということも説明したんだけれど、「配慮申請もしていないし、許可のない持ち込みは一律で禁じている」と。

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まぁたしかに、「障害にかかわる配慮申請」をしていないのは私の落ち度だったけれど……そこに例として挙げられていたのは「車椅子なので1階の試験会場を」とか「難聴なので筆談による面接を」とか、試験する側に何らかのアクションや準備が必要なものだけだったのです。

イヤーマフは、そんなことないじゃない? メガネと一緒。困っている人は自分で勝手につけるんで、周りがとくにそれについてしなくちゃいけないことはない。

なのに、どうしてダメなのか……。

 

たしかにイヤーマフの存在や必要性って世間的に浸透してないから、百歩譲って一般企業とかならそういう対応も仕方ないかなって思えますけど。

教育委員会がそれやっちゃだめでしょう!!!

 

 

 

さて、少し話が逸れたような。

 

何が言いたいかというと、ディズニーの工夫がとっても素晴らしいな!ということでした。

自治体の教育委員会は見習ってください。(その自治体の教採は良い結果がもらえなかったのでもう怖いものはありません)