かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

日記:勤務だいたい30日目

職員室のみんなで使うラミネーターを壊してしまった
紙をツルッツルにするやつ、みんなよく使うやつ
なにやら私が逆からプリントを入れてしまったらしい
周りの先生たちは「しょんないら」とフォローしてくれるけれど、優しい人たちを困らせてしまって仕事を滞らせてしまって本当に申し訳ない

 

先日の誤発注100冊ファイル
送料が高いから返品するなと事務に怒られた
じゃあどうしよう

 

大事な書類を渡す相手を間違えた
知らなかったんです初めてだったから
「次から気をつければいいから」
教頭先生の目が笑ってない

 

研修の話は相変わらず右から左
マスク+マイクの音は最悪だ、音量は大きいのに聞き取れない
資料を何度も読んでなんとか話についていこうとする
勇気を出して質問したら、「んー、そういうことじゃないのよね」と言われた

 

 

 

泣かない、泣かない

大丈夫

子どもたちの学習、ゆっくりだけどちゃんと進んでる
クラスの決まりも浸透してきた
みんなちょっとずつだけど優しい伝え方ができるようになってきた

 

何より
子どもたちは、「きょねんより学校がたのしい」と言ってくれる
口で、手で、「べんきょう、たのしいね」と伝えてくれる

それで十分
だってそれがいちばん大事なはずだ


だから大丈夫、泣かない泣かない
事務も研修も、少しずつでいい
私が苦手なことは苦手なこととして、少しずつ慣れていけばいい
得意なことは、ちゃんとできてる

 


明日もたぶん、朝学校に来た子どもたちは、笑顔でお見送りのお父さんお母さんに手を振るだろうし
「せんせい、おはようございます」とにっこりして、指をぴょこっと折り曲げる


あの子たちが笑ってくれるように、私は泣いてる場合じゃない