かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

2月1日 発達検査を受けてきた感想

国立精神・医療研究センターで、発達検査を受けてきました。

 

実は、前回、検査前の診察のためにこのセンターに来た際、ちょっとしたことからけっこうなパニックに陥って、病院内でめそめそうろついているところを別のお医者さんに拾われまして…

今回からは、学生サポーターさんが付き添って来てくれることになりました。

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1月16日 国立なんとかセンターへの受診:家族への説明パワポ① - かっぱちゃんの耳

 

検査は、こないだ予約を取ったときと同じ、若い女性の心理士さんがやってくれます。

予想していた通り、成人知能検査のWAIS-Ⅲでした。「あ、ここ、チャレンジでやったとこだ!」みたいな。

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特別支援教育の教員免許のための授業でこの知能検査についても習っていたし、何なら実物も触らせてもらっていたので、なんだかちょっとズルした気分です。

 

 

2時間程度かかるとは、事前に聞いていました。

これまた、自分で予測していた通り、途中で飽きました。だって休憩なしのぶっ通しで2時間です。そりゃみんな飽きるよー。

検査のなかでやることは、間違い探しなり、計算なり、常識問題なり、実物のブロックパズルだったり、コロコロ変わるけど、ずっと座って心理士さんの指示を聞き続けなければならないのは同じ。授業より退屈。

一生懸命集中してがんばったけれど、やっぱり心理士さんには、飽きていることはバレバレだったんだろうなあと思います。途中でトイレに行った以外でも、「あ、目薬さしたい」「なんかのど乾いた」「そういやティッシュどこしまったっけ」と落ち着きなかったな、って自分でも思ったので。

すごく長かった。

 

 

心理士さんの読み上げた説明文にある通り、「問題には、簡単なものもあれば、難しいものも」ありました。まあ知能検査ってそういうものだし。

ただ、終わってみて、
「なんか、けっこうできちゃったな。私の得意なことばっかりだったな」と素直に思いました。

絵の変なとこ探しも、難しい単語の説明も、模倣のブロックも、小さいころからわりと得意な分野なのです。

もちろん、大の苦手である地理・歴史の常識問題では、誤答ばかりだったと思うけれど。(サハラ砂漠って聞いたことはあったけど、何大陸とか忘れたし。てか大陸の名前言えないし。)

 

全体的には、私の苦手な力を問われるものは少なかった気がします。

例えば、道を歩く映像を見て覚えて、「では、最初の地点から最後の地点までの行き方を説明してください」とか、「片足でどれくらい長く立っていられますか」とか、4色の豆電球が敷き詰められたボードを見て「赤色の豆電球の数を数えてください」とか、人の顔写真と名前を覚えるとかだったら、ぜんぜんできないと思いました。

今書き出してみれば、それらはあんまり知能検査としてはふさわしくないのかも。地理系や覚える系ならいいのかな。

 

それはともかくとして、私は、「なんか、思ってたよりもできちゃった気がするけど、いいんだろうか」と少し心配になりました。

すごく調子に乗って聞こえるかもしれないけど、正直にいって、勉強全般は基本的に私の得意なことでした。知能検査で測るのが似たような力だとしたら、そこそこ良い結果になるのではないかと思って。

際立ってどの問題ができない、できるというのがとても少なかったので、認知の仕方や特性がわかるというのも、そんなに分野ごとの数値の差が出ないのではないかと思いました。

 

だから、なんとなく心配になってしまうのです。

もし、それで結果が、比較的良かったら。「ぜんぜん遅れてませんね、異常ないですね」ってお医者さんに言われたら。

それはそれでうれしいことだけれど、
「ほら、やっぱり音がまざって聞こえたりなんだりって、元々の脳の特性でも、発達障害でもないじゃん」「結局、気のせいか、精神的ななんかだったってこと?」
って、なるじゃないですか。少なくとも、親にそう言われることが私には目に見えているのです。