かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

4月1日 さかな先生の診察②とASDチェックの結果

国立精神神経医療研究センターのさかな先生の診察2回目。

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4.については、そこまでの話についていくのに必死で、聞く余裕がなかったです。

今日の話の中身

 

1.ASDの検査結果

前回の受診で受けた、ASD(自閉症スペクトラム)のチェックリストみたいな検査の結果がきました。

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こないだ受けたテスト(3月12日 小児精神科へ)は、 AQ日本語版自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient)というものだったようです。

 

結論からいえば、「明らかなASD傾向は示されていない」とのこと!

自分でも「ADHDの特性は常々感じてきたけど、ASDの方は感覚過敏を除いてあんまり困り感ないよなー…」というかんじだったので、結果には納得です。よかった。

 

さかな先生には、
「ボーダーラインは超えてないけど、社会的スキルや過敏さ、こだわりとかいった特性は出てるからね…境界線のあたりだね」
と言われました。

最近はやりの「グレーゾーン」という言葉を使うなら、白に近いグレー、というあたりなんだと思います。

 

 

2.エビリファイの効果

昼食後に1錠飲んでいた、易刺激性を緩和する薬。

薬を変えてからパニックになることがかなり減った、副作用?(めっちゃおなかすく)も気にならない、ということを伝えました。

「体に合ってるね!」ということで、今度からは日に2錠、朝食と夕食後用にもらいました。あと、「あ、これはマズい」というときに飲む頓服の分も出されました。前回はかなり少量での投与でしたが、本来成人用には6mgからで使う薬なのだそうです。

f:id:yukana777:20190401201145j:plain 1日の上限は24mgまで。青の錠剤を朝夕2錠+赤の頓服用を2錠と多めに飲んだ日でも=8mgなので、上限に関してはそんなに心配はいらなそうです。

 

 

3.今困ってることについての紙

ASDの診断が出るかはそんなに重要ではなくて、大事なのは今困っていることにどう対処していくか。

自分が困っているときのことを思い出しながら口で伝えることが苦手なので、さかな先生に予め用意した紙を渡しました。

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「1-1.駅や太い道路の音が怖くて、学校の行き帰りが辛い
 1-2.うるさい場所で人の声を聞き取るのが苦手で、授業で困ることがある
 2-1.ゆったり落ち着ける場所が少ない」

というところに関しては、これから過敏性が抑えられていけば、改善されていくだろうとのこと。

 

問題は、「2-2.家族に上手く伝えられず、家族と一緒にいるのが大変」というところ。

うーん、なんとかしたいけどねぇ、とさかな先生も腕を組んでうなってしまいました。

5.に続きます。
 

 

4.WAIS-Ⅲの結果についての質問

行きづまったはひとまず置いておいて、こないだ届いた発達検査(WAIS-Ⅲ)の結果に関して、お医者さんに聞きたいことがありました。

質問したかったのは、
「作動記憶の値だけ低いけれど、集中して人の話を聞いていてもだんだん頭が固まって音が上手く漢字に変換できなくなるのは、何かそれと関係があるのか。それともみんなよくあることなのか」
ということ。

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だそうです。
結果解説の紙にもあるとおり、聴覚的に集中力を持続させるのも難しいっていうのもあるみたいです。

 

 

5.認知行動療法の紹介

最後に、国立精神神経医療研究センターの心理科(?)で行っている、認知行動療法というものについての説明がありました。

先述の家族との関係の問題とうまく付き合っていくために、自分の捉え方や考え方を少し変えるのだそうです。

同じような悩みを抱える人たちと少人数のグループ制で行うんだそうで、先生は「かっぱさん、けっこう共同作業とか大変でしょう、学校とかよくがんばってるよねぇ…これも共同作業なんだよね…うーん、どうだろう」と迷っていました。

私に認知行動療法が適切かどうか、さかな先生は心理科の先生としばらく内線電話で相談してくださっていましたが、結局次回の受診のときに詳しく説明してくださるそうです。

 

 

メモおしまい。

たしかに困っていた過敏ですが、これほどあちこちの問題の根っこになっているとは思ってもみませんでした。

薬でまとめて解決できるなら、上手くいくといいな。