かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

3月18日 今度さかな先生に見せる紙のメモ

私は、喋るよりもパチパチ文字を打つ方が得意です。

自分の困っていることについてだと、その場で上手く言葉が出てこなくなるので、お医者さんに見せる紙を事前に書いておくことになりました。

 

なんとかしたいなと思うこと

1-1.駅や太い道路が怖くて、学校の行き帰りがすごく大変です。

  • 電車に乗るときや、太い道路の横を歩くとき、すごく音が大きくて、苦手な低い音がいっぺんにたくさん聞こえます。とくに大きな駅では、たくさんの人の頭や人の足が動いているので、自分がどこにいるのか、どうやって家に帰ればいいのかわからなくなることがあります。
  • そういうときには、考えようとするのですが頭がまっしろで上手く動きません。体も一緒に固まるか、逆に焦ってとにかく静かな方へどんどん歩いてしまうこともあります。
  • 疲れているときには、余計に音を大きく感じます。光の眩しさも加わるので、暗い夜に頭がバーン!と爆発してしまうことが多いです。

  • ★(現在の対策)帰り方や困ったときの連絡先をイラストでメモしたノートを持ち歩いています。乗り換えの駅の発車チャイムのメロディーを替え歌にして、降りる駅を覚えています。電車に乗っているときは、ノイズキャンセルイヤホンをして、本の内容に集中することでごまかしています。

 

 

1-2.うるさい場所で人の声を聞き取るのが苦手で、授業で困る場面があります。

  • 授業中、ちょっとしたコショコショ話の声や、空調のゴーゴー音も、先生の声と一緒に混ざって入ってきてしまいます。先生の話についていくのがすごく疲れます。
  • ディスカッションなど教室内が騒がしくなる場面だと、そもそも目の前で話している人の声が聞き取れず、聞き取ろうとすると他の音も大きく聞こえてしまいます。

  • ★(現在の対策)障がい学生支援室から配慮願を出してもらい、騒がしいときは授業を抜け出す許可をもらっています。

 

 

2-1.ゆったり落ち着ける場所があまりありません。

  • (学校)教室も廊下もとても音が響きます。食堂はうるさくて苦しくなるので、行きたいけれど行けません。
    落ち着ける場所(支援室、ウッドデッキなど)は講義棟から少し遠いので、授業で頭がいっぱいいっぱいになってしまったときは、ひとりで行けないことが多いです。

  • (家)トーキョーの家でも、実家でも、隣の部屋からの音、父親のいびき、外のバイク音、水を流す音で、すぐに怖くて起きてしまいます。どきどきしてしばらく眠れません。
    誰もいない家で昼寝をするときがいちばんよく眠れるのですが、いつか昼夜逆転しそうで心配です。

 

 

2-2.家族に上手く伝えられなくて、家族と一緒にいるときがいちばんつらいです。

  • 自分の特性や苦手な場面については何度か話をしましたが、まだ家族から十分に理解を得られていません(とくに母親)。家族の何気ない言動で傷つくことがよくあります。
  • 家族に対して、「今、頭がいっぱいいっぱいで固まりそう」「それ苦手だからやめて」と言えません。
    弱っているところは見せられない、とつい能天気で元気なふうに過ごしてしまうので、家族の誰かと一緒にいるときは常に気を張っています。

 

3.直したいのに直らない癖がたくさんあります。

  • 考えているときや困っているとき、左手人差し指の関節をがぶがぶ噛み続けてしまう。(もともとできていたタコが最近大きくなったような気がして心配)
  • うるさい場所で我慢するために、両手を組んで強く握りこんだり、手の甲に爪を立ててしまう。(最近気づいた。今まではアザや傷が残っていても、単にどこかにぶつけているのだと思っていた。)