8月22日 抑うつだそうな:ソラナックスという薬
実は、2週間ほど前から、こころのクリニックに通いはじめました。
理由は、これまでも時折やってきていた、「何もしたくない。生きることがめんどくさい。眠ったまま、もう起きたくない」と思ってしまう、気持ちの大波。
一日じゅう、ちょっとのことですぐ涙が出てきそうになってしまうのです。
ずっと、泣きたくて泣きたくてたまらない。何がというわけでもないけど、悲しいような切ないようなさびしいような、とにかくつらい気もちなのです。授業をしていても、電車に乗っていても。
もともとすごく涙もろい方だけど、最近はちょっと泣きすぎかもしれない。
私、どこか壊れちゃったのかなあ。
ここ1か月くらい。
今まで楽しみだったこと、夢中になれたことが、うまく楽しめないのです。
絵を描いても、部活をしても、特別支援の授業を受けても、学習支援ボランティアをしても、おいしいものを食べても、何をしていても。
その時間が終わるのを、待っています。
早く終わればいいのに、ってつい腕時計を気にしてしまうのです。
それが終わったところで、何か楽しみなことがあるわけではありません。
「一刻も早く家に帰りたい」はあるけれど、帰ってみたところで、することがわかりません。家の中をうろうろと歩き回ってしまいます。
どこにいても、落ち着かない。
そんな状態が、頻繁に、それも長引くようになってしまいました。
コツコツ先生には、
「抑うつ状態と言えると思う。病院で相談して」と言われました。
ちょうど国立精神神経医療研究センターの方も、小児精神科から精神科へ転科するタイミングだったのですが、次の予約があまりに先すぎて。
それまでこの辛さに耐えられないと思い、別の病院を受診することにしました。
2回ほど通院して、出された薬がソラナックス。
頓服で、気持ちの大波が来たときに飲む薬だそうです。即効性も効き目も中ぐらいなんだとか。
まずはこれを半分に折って、0.2mgの服用で様子を見るそうです。
主な副作用は眠気とのこと。
時間があり余りすぎて困っている夏休みには、ちょうどいい副作用です。私は車の運転もできないし。
「家に帰ったらまず、飲んでみてください」
と言われて飲んだのが3時間前。
1時間ほど眠って、起きたのが今。
最近は寝起きの気分の落ちこみも激しかったのに、今回はちょっとだけ、楽になったような気がします。
病院に行くまでは、「この先、心から楽しいことなんて何もない。生きていくのなんて、つまらなくて、つらいだけだ」としか思えなくて、何もしたくならないのに「何かしなくちゃ!」と布団の上で焦るばかりで、ほんとうにしんどかったんですけど。
今は、ちょっと元気が出て、こうしてパソコンをたたいて文章を作れるぐらいにはなりました。
薬の効果のおかげなのか、「薬を飲んだから効くはず」という思い込みのおかげなのか。どっちでもいいや。
「今がいちばん辛い時期なんだろうな」って、客観的に考えられるようになりました。
私の命綱である、しーちゃん・ネコちゃん・ウサギちゃんは、教員採用試験や院試が迫って一生懸命に勉強している時期で、連絡できないし。
私自身は、来月に教育実習を控えて不安で、そのくせ暇を持て余しているわけだし。
たぶん、今だけだよ。
今がいちばん辛いけど、今だけ。
いつか終わる。
心がついていかなくても、頭ではそうやって考えられるようになりました。
薬のおかげか何なのかよくわからないけど、私にとってはなかなか大きい変化です。
もうちょっとだけ、がんばろう。
なんとかして、乗り切ろう。