5月16日 なにも見たくない日
なにも見たくないし、なにも聞きたくない。
なにも私の中に入れないで、ぎゅっとダンゴムシのようにちぢこまっていたい。
今日はそういう日みたいです。
過敏と関係あるのかは、よくわからない。
風邪というわけでもなさそうなのに、朝から体が重だるいです。駅から学校までの徒歩20分が長いこと長いこと。途中で座って休みたかった。
なんとか2つ授業をこなして、ひとりぼっちの昼休みも乗り切って。
それで、残りの授業をさぼって、家に帰ってきてしまった。
洗濯機を回さないといけなくて、回した。ゴーチョンゴーチョンいってるその音が嫌だ。
赤い椅子、赤いコピー機カバー、赤いコップ、そこだけ浮かんでいるみたいに目に飛び込んできて、後から大きな勉強机やら白い床がどーんとまた入ってくる。
それでいっぱいいっぱいになって、叫びたくなります。
でも、21歳だから、叫ばない。小さい頃だって、こういう状況で叫んだことはないと思います。
代わりに、ぽろぽろぽろぽろ、涙がこぼれるのです。
一日じゅう、ちょっとのことですぐ涙が出てきそうになってしまうのです。
ずっと、泣きたくて泣きたくてたまらない。何がというわけでもないけど、悲しいような切ないようなさびしいような、とにかくつらい気もちなのです。授業をしていても、電車に乗っていても。
もともとすごく涙もろい方だけど、最近はちょっと泣きすぎかもしれない。
私、どこか壊れちゃったのかなあ。