かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

2月11日 授業中のちょっと困る場面まとめ

今学期の授業が終わりました。

春学期からは、必要な授業には先に配慮願を出しておくことになるそうなので、改めて授業中のちょっと困る場面について、まとめなおします。

また思いついたら追記します。

 

大学の授業や休み時間。

今まで、ただ「なんかヤダなー」としか思ってなかったけど、友達や支援室のタケノコ先生から指摘されて、「あ、これは『困ってる』ことなんだ」と気づいたこといろいろ。

  1. [講義形式の授業]
    周りの私語は、音量に関わらず先生の声と混ざってしまいます。「気になる」とかいうレベルじゃなく、講義の内容が上手く聞き取れなくなってしまうので、大変いらいら。疲れてしまって、授業についていくのを諦めるときもあります。(ときどき我慢できなくて睨んじゃう。反省。)

  2. [講義形式の授業]
    マイクで話すタイプの先生だと、ほんとうにちょうど良い音量でないと、基本的に耳がきりきりします。

  3. [演習形式の授業]
    グループワーク、ペアワークは、今喋ってる相手の声を拾うのに必死です。めっちゃ近づいたり、耳に紙当てたり、わかってるふりしたり。
    大人数だとさらに大変で、普通に周りからの音がうるさすぎてくるしい。

  4. [ビデオを見る授業]
    映画館のように耳栓+手で耳をふさいでいても、低音がブンブン響くのがきついことが多い。大概コメントシートやら感想を書かされるので、外に脱出していることもできないし。
    いちばん大変なのは、模擬授業や実際の小学校での授業のムービーを見て「教師はどんな声かけをしていましたか?」「気になった児童の発言や反応を書き出しましょう」とかいう課題。
    もちろん、教員養成課程上、避けられない道なのですが…ビデオの録音では、もう最初から話している人の声と周りの音や声が混ぜられています。

    例えば、普段なら問題なく聞き取れるような父親の声でも、同じような場面をムービーに撮って見てみると他の人の声にかき消されて一部聞き取れなかったりしませんか。
    私にとっては、いつものミックスジュースな周りの音の聞き分けが、一気に難易度MAXまで引き上げられた気持ち。
    緑の野菜生活と、紫の野菜生活と、オレンジ色の野菜生活を混ぜて、「ハイ、このなかで、バナナの味はどれですか?」といわれるような。
    かと言って「あ、ごめんね聞きづらいねー」と先生がビデオの音量を上げようものなら、「あ、トイレ行ってくるね~」となります。

  5. [音楽の授業]
    普通に音が大きくてつらいです。
    自分でピアノを弾く授業では、ソフトペダル踏みっぱなしでそーっと弾いています。