かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

11月29日 手帳作りが好き、予定を決めるのが好き(1)

今日は、急な予定の変更があって、わたわたワタワタしました。
頭の中の、”1日の「こう動くんだ」イメージビデオ”について話をします。




趣味は、手帳作り。

白い手帳を買ってきて、書いて描いて書いて描いて、自分の手帳にします。
月のページ、週のページ、それぞれデザインするのがとっても楽しいです。
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文字やイラストを細かく書き込むのが大好きです。
レポートの期限、友達とのおでかけ、家族の誕生日、できるだけ先の予定まで書きこんでおいて、眺めるのが好き。
何をするのか、予定が埋まっているのも好きだから、何もない休日よりも忙しい平日が好き。
用事のない休日は、やることリストを作って順番にこなすのが好き。

だから、予定が立てづらい新学期は苦手です。心の準備ができません。
初回授業はオリエンテーションだから何時に終わるかわからないのです。そもそも教室はどんな雰囲気なんだろうとか、前の授業教室から次の教室にどうやって行こうかとか、(どの渡り廊下を通るか、いかに効率よく自分のロッカーを通るかは大事!)、ノートは必要なのかな、だとしたら表紙は何色にするのがいい授業かな。

そういうワチャワチャした月は、週のページは時系列で書きます(あんまぼかさなくていいページを選んだらわりとスッキスキのとこでしたが)
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ちなみに写真の中の16日と17日は旅行でした。手帳とは別に、細かいタイムテーブルや持ち物チェック表のついた旅のしおりを作りました。楽しかった。

翌月にもなれば、授業に慣れてきて、「この曜日は朝から夜までこんなかんじで動く」というルーティーンができてきます。
手帳にいちいち書き込まなくても、次の授業の教室や、「授業が4時に終わる、4時35分に学校を出て、5時2分の電車に乗って、バイト先には…」といった学校以外の時間割も覚えてきます。
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だから、手帳も必ずしも時系列である必要はなくなってくるので、もっとデザイン性を重視したページにできます。これもこれで楽しい。この月の場合は、ページのスキ間に絵を描きます。




さて。
別に、手帳の中身が自慢したかったわけではありません。(あ、でもやっぱり褒めてもらえたら嬉しいです。自慢もしたいです)。

手帳を書くこと自体も好きだけど、細かく先のことまで把握しておくのが好きだということを伝えたかったのです。

だから逆に、前もってイメージしていた予定の急な変更に弱いです。
楽しみにしていたおでかけのキャンセル、レポートをがんばって仕上げた授業の突然の休講、電車の遅延で予定に遅刻。
そんなときは、困って困って、ちょっとだけ固まります。

体は固まっている間に、頭はものすごいスピードで動いています。
ほんとうに、シュルシュルと音が聞こえるように感じます。
ビデオを早戻しするように、頭のなかにあったイメージ画像の帯が高速で巻き取られていくのです。走馬灯みたいに、シュルシュルと。

その日の終わりとか、明日の朝のところまで作ってしまってあった「私の一日」脳内ビデオ。
それを、いったん現在の時間のところまで巻き戻さなければいけません。
そして、新たに更新バージョンを作らなければいけません。

「あ、ごめん、今日ごはん行くの、やっぱりナシにしよう」
友達が言ったその瞬間から、シュルシュルの音が聞こえます。
友達と一緒にバスに乗る代わりに、ひとりで駅まで歩く自分。電車にのって、のりかえて、またのりかえて、最寄り駅に着く自分。買い出しをして夕食を作る自分。そこまでしっかり見えたら、作業が終了です。

そんな作業が、頭のなかで一瞬で起きています。
ときどき、もうちょっとかかることもあります。とくに楽しみにしていて細かくイメージしていた予定だと、一瞬でなく長くかかります。


で、小さい頃は、その予定の変更に伴うイメージ書き換え作業中は、じっとしていたようです。


よし。ついでに今までのことも整理することにしました。
長くなるので、続きます。

yukanakappa.hatenadiary.jp