かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

1月1日 父上の心変わりに関する日記

何がどうあったのかわからないけど、急に父上の態度が変わりました。

今日、父上とふたりきりになったときに、

「かっぱ、自動車学校、行くの、やめる?」

と聞かれました。

「お医者さんと電話して、そのときのことをママからいろいろ伝言ゲームで聞いたみたいだけど…それはあんまり正しくない」

ということも、優しく言われました。

前回の話し合い以後、私はとくに何も言っていないし、母から何か伝えられたとも考えにくいし、なぜいろいろ私の心境を知ってるんだろう…ブログ?いやまさか。謎。

 

「30万はどうでもいいんだよ。

ただ、ここ(地元)に住んでてわかるように、将来、子どもができたりなんだりで、自動車免許がないことは不利にはたらく。東京に住むといっても不便がゼロになるわけじゃないし、一生そこに住み続けるわけじゃないでしょ。

そういう不利を承知の上でやめたいなら、やめていいよ」

と、クッキーをつまみながら柔らかく語りかける父上。

 

私はどうしていいかわからなくて、泣きそうになるのをこらえるのに必死でした。

「でもママはだめって言うし…」などとモゴモゴ呟くけど、ぜんっぜん頭が回らない。

 

なぜかはわからないけど、目がひりひりしだして、逃げ出したくなりました。

ただの穏やかな話し合いなのに、まるで怒られているときみたいに、その場からしゅぽんと消えたい気持ち。

どうしよう、なんでだろう、なんて答えればいいんだろう、しーちゃんたすけてってぐるぐる思うばかりで、困ってしまうのです。

きっと、今まで親や先生との話し合いでは、親や先生が私から「聞きたいことば」を瞬時に推測して、それを答えてきたから。だから、今日は父上が私になんて言ってほしいのかが全然わからなくて、パソコンみたいにエラーが出てしまったのかもしれません。

 

今日は、そのうち母が部屋に入ってきて、その場は終わりました。

その後もなんとなく父上とふたりきりになるのを避けつづけてしまって、今に至ります。

 

 

父上は何も悪くないのに。こんなに歩み寄ってくれているのに。やっと理解してくれたのに。

自分が、話し合いから逃げてしまう。

 

親に申し訳ないです。これじゃ、いつまで経っても解決しません。

 

父上と、直接話すんじゃなくて、メールとか文字でやり取りができればいいのになあ。