かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

4月27日 なにかを書いて、集中して、落ちつこうキャンペーン

かみなりがなっています

雨も降っているはず

その雨がひっこむぐらいのかみなりです

 

まっしろい空のどこかをつきぬけて

巨大なこぶしが突然あらわれて

まっすぐ地面にのめりこんでいます

すごくすごく怒っているみたいです

 

地球上にある壁という壁が

天井という天井がすべて

いっぺんに板チョコみたいにたやすくくだかれて

怒っているから食べられもしないで散らばっているんだと思います

 

外はまだまだ白くて明るいし

家の電気もついているのだけど

かみなりがなるときだけ

なにも風景がなくなります

窓も消えるし

机も消えるし

パソコンも消える

 

 

 

21歳にもなってまだかみなりはとても苦手です。

苦手じゃないふりをすることだけすごく上手くなりました。

もうクラスメイトに「かわい子ぶってこわがってる」なんて言われないでしょう。

素知らぬ顔で、カタカタとキーボードを打ち続けられる。

 

でも、やっぱり苦手なものは苦手なのです。

だって、大きい音でしょう。それに、低いでしょう。さらに、突然でしょう。

私の苦手な音の条件3つコンプリートしています。

 

今とてもこまっている。