かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

1月8日 苦手な場面の対策:小教室での話し合い

今日の中学校英語の教育法の授業で、いつも苦手とする場面のいい対策法を思いついたかもしれないので、メモ。

 

 

音が響くコンクリの教室や、学生がぎゅっと詰まっている授業でのディスカッションは、あまり得意ではありません。(そういえば高校の頃も、班での話し合い中に友達のことばがぜんぜん聞き取れなくて、耳の後ろに手や紙を当てたりしていました)

 

耳の過敏に加えて音の弁別(?)が苦手らしく、たくさんの人があちこちでしゃべっていると、声が混ざって聞こえてしまいます。

目の前の人の話もふたつ隣の班の会話でも、同じように頭のなかに入ってきて、ぐちゃぐちゃになります。(参照:12月8日 留学中の困ってたらしきことメモ - かっぱちゃんの耳

なので、意見を出し合うこと、話し合い自体は得意なのに、ごちゃごちゃの音のなかから話している人の声を拾うところにエネルギーをもっていかれてしまうのです。

 

 

今日も、そんな場面がありました。

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(こんなかんじ:12月14日 言葉が変換できなくなるときの頭の中メモ - かっぱちゃんの耳

 

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 いったん、頭のなかがプチパニック状態になってしまってからだとたぶん遅いのだけど、「あー今回の授業はたぶんきついや」と先にわかるときや、だんだん苦しくなってきたときには、いい方法だなと思いました。

 

 

でも、ほんとにいちばん良いのは、自分から周りの人に「んー、ちょっと今困ってる」って言えるようになること。

 

実は、その授業の先生も、事前に全体へ向けて「教室のなかに留まっていなくても、図書館などに移動して話し合いをしてもよいです」って言ってくれていました。

だけど、寒い廊下に出ることを嫌ってか、教室を出るグループはありませんでした。それで、私も「他んとこ行こうよ」と言い出せませんでした。

 

話し合いの途中で、気にかけてくれた友人もいたのです。

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 でも、だいじょうぶだよって断ってしまった。そのときけっこうしんどかったのに。

 

私は、目立ちたがり屋で空気を読むのも苦手なくせに、ときどき妙なところで気を遣ってしまうんだと思います。

 

友達に対しても、先生や周りの大人に対しても。

不満は言えるけど、不安は言えない。

自分の考えは堂々と発表できるのに、困っているとは言い出せない。

 

それはもう、性格なのです。

少しずつ、なんとかしていければなあと思います。