かっぱちゃんの耳

感覚過敏やらADHDの診断をもらった大学生が、特別支援学級の先生になりました。

4月10日 かっぱ一家の普通②

こないだの話の続き。

国立精神神経医療研究センターでの講演会(2月16日 公開講座「発達障害の診断と治療の進歩」で聞いてきたこと①:音の過敏に効く薬)で、

「ADHDの方の自己評価や自己肯定感の平均は、そうでない人たちの平均より高い。

理由として、発達障害のある人は自己認識が得意でないことが挙げられる」

と聞きました。

3月23日 みんなじゃないけど、私だけでもないみたい

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4月7日 自己肯定感と頼れる人

 

基本的には、周りの評価よりも(?)、自己評価が高かった私ですが、逆の例もあると気づいたのでメモ。

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 家ではわりと褒められまくって育ってきましたが、唯一父上には、「だらしがない!しつけがなってない」と叱られてばかりでした。服を畳むことがすごく苦手だし、実際それはあてはまるのだと思います。

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同じようなことが、勉強時間であったり、ちょっと潔癖症っぽいところであったり、あちこちにみられます。

親から言われて当然だと思っていた自分の性格や、「そういうもの」だと思っていたルールが、周りと比べるとどうもそうではないところ。

どうやら私は、ガサツでだらしない性格なわけではないらしい。
うっかりミスだらけのダラダラ屋でもないみたい。

 

誰にでもよくある、「世間みんなそうだと思ってたら、我が家だけだった」現象。

…と思っていたのですが。

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と、最近よくしーちゃんに言われます。「社会参照の苦手さも相まってるのかねー、なんだろうねー」だそうな。よくわかんないけど。

メタ認知は苦手なのかもしれませんが、今のところとくにそれで困っているわけではないので、問題ナシです。

 

 

少し話を戻します。

両親にとっては、家の中で私が壁やドアにぶつかっているのなんて普通。スーパーを嫌がるのも普通。

家族みんなにとって、そうです。

父が「なぜハサミを元の位置に戻さない!!」と吠えるのも、潔癖症で神経質なのも、普通。

母が「あれメイクまだ途中だった~」と出掛ける前に家の中をうろうろうろうろ一向に支度が進まないのも、思い付きですぐひとりで関係ない話を始めるのも普通。

それが、かっぱ一家にとっては、普通なんです。特性うんぬんじゃなくて、それが日常。家の中の常識。

1月18日 かっぱ一家の普通

私はガサツで、だらしがない…父と比べて。

私はせっかちで、自分に甘く他人に厳しい…母と比べて。

私が自分の性格だと思っていたものは、どれも両親を基準にしてのことだったんだなあと思いました。

 

父と同じで、大きな音や特定の音域の音がすごく苦手。「自分ルール」がたくさんあって、それを守ってくれない人にはイラっとする。

母と同じで、すぐやることがいくつも同時進行になってあたふたあたふた。他の雑音や音楽があると、人の声を聞き分けるのが難しい。

だから今まで、気づかなかったんです。そういう感覚で、みんな困ってるわけじゃないって。

 

遺伝ってすごい。

話を盛らずとも、こんなかんじ。

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超ミックスされてる。

ま、長所の方が多く受け継いでるので、別に良いんですけどね。

 

うーん。

まとまらない。

ので、今日はこれでおわり。